Rails Girls Tokyo 16thでコーチとして参加しました

3月1日、2日で行われたRails Girls Tokyo 16thでコーチとして参加してきました。 良い!が詰まりすぎているイベントだったので、記録に残そうと思います。 初めてコーチをしてみたい方の参考にもなったら嬉しいです。

参加したいと思ったきっかけ

私はフィヨルドブートキャンプの卒業生です。エンジニアを目指して学習しているときから Rails Girlsという単語は聞いたことはあったものの、どういうイベント?団体?なのかはよく知らない状態で卒業を迎えました。 そしてエンジニアになってからRails Gilrsにようやく興味を持った私は、2022年のRails Girls Gathering JapanでLTをさせていただきました。

その後2024年4月にTokyo 15thの参加者募集があり、普段仕事でお世話になっている方から「コーチに応募してみたらどう?」と背中を押していただいたことがありました。しかし、その時点では入社1年も経っておらず、誰かに教えるというのはまだ心許ないな・・と思い、応募するには至りませんでした。 ただ、自分の中でコーチ業というものに興味は持ったらしく、その後各地でRails Girlsが開催されているのを眺めては、少しずつ「チャンスがあればコーチをしてみたいな」と思うようになりました。

そしてTokyoで開催される情報を得た私は、かなりの気合を入れた意気込み文と共に、Doorkeeperでコーチ募集の申し込みのボタンを震える指で押しました。

後日コーチに選ばれましたのメールが来たときは本当に嬉しかったです。

ワークショップに向けて準備したこと

まず、素振りと呼ばれるコーチだけで当日の流れや内容についてミーティングをする日があります。そこで大まかに当日のことを教えていただけます。

また、Rails GirlsのワークショップではこちらのRails Girlsガイドを使います。

railsgirls.jp

ガイド中の"Help from the coach" の内容についても素振りの中で話をするので、コーチの大先輩たちがガールズさんたちにどう教えるのかも参考にすることができます。

私は素振りだけだと不安だったので、当日までにガイドを一通り見て自分でも手を動かしてみました。 ワークショップでは難しいことはしませんが、"Help from the coach" の内容は、初見だとどう教えたらいいの・・?!と言語化するのが難しい箇所もあったので、目を通しておきました。 当日の自分の安心感につながったので準備してよかったです。

当日の感想

いろんな思いがあるのですが、本当に参加してよかった!の一言でした。

ガールズとコーチがマンツーマンでアプリのデプロイまで一緒に完走するのが最高すぎました。本当に空気感があたたかいイベントでした。

私がコーチをさせていただいたガールズさんは、偶然にも未経験からエンジニア転職したい方でした。 Progateでお手軽写経プログラミングをしてからプログラミングスクールにステップアップ…と、自分と同じような道を歩んでいて、話に花が咲いたのもほんとうに楽しかったです🌸

会社では私に後輩という存在がいないので、お仕事で誰かに教えるという経験をしたことがありません。 どのように教えたらプログラミングが楽しいことや、すごくおもしろいことが伝わるのかな〜と、当日までの準備段階ですごく考えました。 そこで、自分がRails(というか技術)とどう向き合ってきたかを振り返りました。

完全な初心者だった私がRailsとの距離を縮めてこれたのは、コンソールであれこれコードを試し、ひたすらログを読んで、エラーを読んで・・の日々を諦めずに過ごしたおかげなんじゃないかなと思いました。 ワークショップで作ったアプリについての知識をその1日だけで完全に理解してもらうことは、(どんなにコーチが教え上手だとしても)難しいと思います。 なので完璧を目指すというよりは、私にとって新しい学びと発見の連続だった日々の一部を、ガールズさんがワークショップの中で体験できるようにサポートできたらいいなと思って当日に臨みました。

実際ガールズさんにとってどんな1日になったのかはわからないのですが、楽しかった、と思ってもらえていたらすごくすごく嬉しいです。

また、同じグループの方々と色んなお話ができたり、環境構築周りでつまづいたときに同じグループのコーチに助けてもらったり・・と自分自身にもすごく刺激がありました。 そして、また絶対にコーチとして参加したいです。もっと成長しなければ、と思わせてくれたイベントでした。

オーガナイザーのえんじぇるさんとまいむさん、素敵なイベントをありがとうございました🍒💎